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心拡大と心肥大

[2006.04.28]

「レントゲンで心肥大と言われました。」と患者さんからお聞きすることがあります。果たして本当でしょうか?

心臓は“心筋”と呼ばれる筋肉からできていますので、高血圧などがあれば、筋肉隆々となって心肥大を生じます。この肥大は、心臓の中(心腔)へ向かって分厚くなるので、レントゲンでは判りません。心電図や心エコーで心筋の厚さの診断を行います。心臓が大きくなった状態は“心拡大”と呼ばれます。年齢の影響もありますが、心臓に何らかの負担が掛かっていると推定します。ちょっとした?言葉の違いですが、意味合いが異なります。言葉を間違えないように、我々が気を付けないといけないと考えさせられる問題です。

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