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生活習慣病について

[2006.03.10]

今や、定着した感のある「生活習慣病」という言葉ですが、もともとは「成人病」と言われていました。どのような病気のことかと言えばその名の通り、悪い生活習慣によって引き起こされる病気の総称です。と言うことは、生活習慣を改善すれば病気を治したり、進行を遅らせることが出来るのです。主な生活習慣病としては、”肥満””高血圧””高脂血症””糖尿病”は”死の四重奏と呼ばれています。

これらにはいろいろな特徴があります。

  1. 初期の段階では、症状が無いまたは、極めて軽い。
  2. これらの病気は合併しやすい。
  3. 合併すると”動脈硬化”を引き起こします。人間は血管とともに老いるとされていますが、病的に動脈硬化が進んでしまいます。この動脈硬化が曲者で、いろいろな合併症を引き起こしてしまいます。合併症の代表例が、脳梗塞、心筋梗塞です。非常に重篤な病気で、命に危険がおよぶことがあります。そのため、初期の段階から確実な治療が必要です。

私は、循環器内科医として数多くの心筋梗塞患者さんの治療に携わってきました。多くの心筋梗塞患者さんは生活習慣病に罹っており、治療を受けられていない場合が多く見受けられました。
今後はこのブログはもちろん、健康教室などを利用して、皆様に有益な情報を提供していきたいと思っております。

今回は、生活習慣病のチェックリストを掲載しますので、次の項目に心当たりのある方は、医療機関を受診してください。

  • 仕事が忙しく、外食が多い。
  • ジュースや甘いものをよく口にする。
  • 運動不足である。
  • 最近、体重が増えてきた。(または、減ってきた。)
  • たばこを吸う
  • 毎日、ビールを大ビン1本以上飲んでいる。
  • 頭が重い、耳鳴りがする。
  • 立ち上がった時に、ふらついたりする。
  • 油っこい料理が好きだ。
  • 検診で、血圧やコレステロールが高いといわれたことがある。
  • のどが乾いて、おしっこによく行く。
  • 手足が痺れる
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