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熱中症に注意!!

[2006.08.06]

梅雨が明けて、毎日暑い日が続いています。暑い時には、皮膚の周囲に血液を多く分布させて熱を外気に逃す、汗をかいて汗の蒸発で熱を逃がしてやるなどの体温の調節機構を働かせています。このように、体の中の血液の分布が変化して、汗によって水分や塩分(主にナトリウム)が失われた状態に対応しきれなくなると、熱中症を起こしてしまいます。

熱中症を起こすと、めまい・失神(熱失神)、こむら返り・筋肉痛(熱けいれん)、頭痛、吐き気、嘔吐、異常な体温の上昇、意識障害、運動障害などが現れ、時には死に至ることがあります。
熱中症の予防は、こまめな水分と塩分の補給が重要です。スポーツドリンクや梅干などで補給しましょう。
高血圧の方で、塩分を気にされる方が居られますが、一時的な塩分で、塩分を失うこの季節は、熱中症の予防のほうが、重要です。
また、運動療法の一環として、ウオーキングを行う際でも、10~15分おきに、100cc程度の水分を補給してください。

また熱中症を疑った場合は、直ちに応急処置を始めましょう。
(高い体温、赤い、体が熱い、ズキンズキンとした頭痛、めまい、吐き気などは危険信号です。)

  1. 涼しい場所への避難
  2. 脱衣と冷却(冷却を早く開始することが重要です。)
    衣服を脱がせ、体から熱を逃がす。
    水をかけて、うちわや扇風機で扇いで体を冷やします。
    氷などがあれば、首、わきの下、股(足の付け根)などに当てて、体を冷やす。
  3. 水分・塩分の補給
    冷たい飲み物を与えます。冷たい飲み物は、胃の表面で熱を奪います。塩分も補えるスポーツドリンクが良いでしょう。
    但し“反応がおかしい”“嘔吐がひどい”場合は、誤嚥(気管に流れ込む)可能性が高いので、注意してください。
  4. 医療機関へ運ぶ
    自力で水分摂取が出来ない場合は、直ちに医療機関へ搬送することが重要です。その場合でも、①~③の応急処置を続けてください。
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